サンスクリーンが示す、UVB、UVAの防御効果は外用する量が、ある一定の条件のもとで測定されています。この一定の条件であるSPF値とPA分類のガイドラインでは2mg/cm2(ローションでは2μℓ/ cm2)となっています。この量を顔面の面積に換算するとクリーム剤では0.6gでだいたいパール玉2粒程度になります。また、ローションでは約0.6mℓでこれは1円玉硬貨2個分に相当します。しかし、この量を実際に顔面に塗ると、かなり白くみえます。実際はそれより薄く使われているので、紫外線防御機能は低下していることに注意する必要があります。ちなみに塗布量を規定の半分に減らして外用した場合はSPF値は20~50%に低下します。よって、白くならない程度に外用することを考慮すると、2-3時間ごとに塗りなおすのが現実的だと思います。
また、サンスクリーンによっては同じSPF値の表記でも皮膚への結合能の違いで実際にSPF値にずれがでます。結合が低いものでは半減期が30分程度と短く、これでは15~30分おきに塗りなおさねばならず、紫外線防御効果には疑問が残ります。耐水性のサンスクリーンは海、プール等の水浴や激しいスポーツ、登山等で大量に発汗する状況を想定して作られているはずですが、実際使用してみるとかならずしも高いSPF値のサンスクリーン剤が日焼けを抑制しないこともあり、耐水性のノウハウには会社によって差異があるようです。このようは耐水性(皮膚結合能)はサンスクリーンには表記されないために、我々は知ることができません。サンスクリーンの購入の際には、大手化粧品メーカーのものが安全だと思います。1000円程度のあまり安価なものはいかがなものかと思います。
オゾン層破壊により紫外線の増加、世界的は皮膚がんの増加、美白のトレンドにより化粧品会社、製薬会社が外用サンスクリーン剤の開発に力をいれています。夏にゴルフや海水浴に行くと疲れでます。また、時に口唇にヘルペスがでることがあります。これらは、紫外線の免疫抑制作用で人体にはきわめて有害です。今後はこの免疫抑制作用どの程度防止できるかなどを数値化してSPFやPAに加えて表示しようという動きもあります。また、紫外線による遺伝子障害を回復させる成分を含んだもの、ナノテクノロジーによってサンスクリーン剤の表面に微細な空気の膜を形成して、耐水性を高めたものの研究が進められています。
2008年10月1日 TOYOFUKU
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