シミ・くすみの原因と改善法を紹介する美白の情報サイト

メラニンの研究を専門とする美容皮膚科医の豊福先生による連載コラム。メラニンや美白に関する話題を豊福先生が分かりやすく解説してくれます。毎月更新!

豊福先生の美白コラム

豊福先生の美白コラム|美白ネット Vol.7 サンスクリーンに関して

サンスクリーンの外用方法

サンスクリーンが示す、UVB、UVAの防御効果は外用する量が、ある一定の条件のもとで測定されています。この一定の条件であるSPF値とPA分類のガイドラインでは2mg/cm2(ローションでは2μℓ/ cm2)となっています。この量を顔面の面積に換算するとクリーム剤では0.6gでだいたいパール玉2粒程度になります。また、ローションでは約0.6mℓでこれは1円玉硬貨2個分に相当します。しかし、この量を実際に顔面に塗ると、かなり白くみえます。実際はそれより薄く使われているので、紫外線防御機能は低下していることに注意する必要があります。ちなみに塗布量を規定の半分に減らして外用した場合はSPF値は20~50%に低下します。よって、白くならない程度に外用することを考慮すると、2-3時間ごとに塗りなおすのが現実的だと思います。

また、サンスクリーンによっては同じSPF値の表記でも皮膚への結合能の違いで実際にSPF値にずれがでます。結合が低いものでは半減期が30分程度と短く、これでは15~30分おきに塗りなおさねばならず、紫外線防御効果には疑問が残ります。耐水性のサンスクリーンは海、プール等の水浴や激しいスポーツ、登山等で大量に発汗する状況を想定して作られているはずですが、実際使用してみるとかならずしも高いSPF値のサンスクリーン剤が日焼けを抑制しないこともあり、耐水性のノウハウには会社によって差異があるようです。このようは耐水性(皮膚結合能)はサンスクリーンには表記されないために、我々は知ることができません。サンスクリーンの購入の際には、大手化粧品メーカーのものが安全だと思います。1000円程度のあまり安価なものはいかがなものかと思います。

今後のサンスクリーン

オゾン層破壊により紫外線の増加、世界的は皮膚がんの増加、美白のトレンドにより化粧品会社、製薬会社が外用サンスクリーン剤の開発に力をいれています。夏にゴルフや海水浴に行くと疲れでます。また、時に口唇にヘルペスがでることがあります。これらは、紫外線の免疫抑制作用で人体にはきわめて有害です。今後はこの免疫抑制作用どの程度防止できるかなどを数値化してSPFやPAに加えて表示しようという動きもあります。また、紫外線による遺伝子障害を回復させる成分を含んだもの、ナノテクノロジーによってサンスクリーン剤の表面に微細な空気の膜を形成して、耐水性を高めたものの研究が進められています。

サンスクリーン外用上の注意

  • 目的・スキンタイプ別にサンスクリーンを選択しましょう。
  • 十分な量を塗布しましょう。
  • 2~3時間ごとに塗りなおしましょう。
  • 皮膚炎がおこることがあるので出立たないところで試し塗りをしましょう。
  • 耐水性でも頻回に塗りなおしましょう。
  • 信頼できるメーカーのものを選びましょう。

SPF値・PA値

2008年10月1日 TOYOFUKU

ご意見・ご感想お待ちしております

このコーナーでは、みなさんからのご意見・ご感想をお待ちしてます!
メラニンや美白に関して、豊福先生に取り上げてもらいたい話題なども受付ております。
こちらからどうぞ!→ 美白コラムへのご意見・ご感想・リクエスト