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メラニンの研究を専門とする美容皮膚科医の豊福先生による連載コラム。メラニンや美白に関する話題を豊福先生が分かりやすく解説してくれます。毎月更新!

豊福先生の美白コラム

豊福先生の美白コラム|美白ネット Vol.4 シミ治療 part1|美白ネット

ビタミンAの皮膚への作用

ビタミンAの肌への作用ビタミンAは表皮では、角質剥離、ケラチン増殖、ターンオーバー促進、ヒアルロン酸などの保湿成分の沈着を促します。また真皮では、血管新生、コラーゲンの生産促進、皮脂腺の機能を抑制する作用があります。そのため、くすみ、にきび、小じわ、色素沈着(シミ)などに効果があります。

ビタミンAが不足すると、表皮では基底層(新しい細胞がつくられるところ)での細胞分裂が進まないために皮膚のターンオーバー(肌の生まれ変わり)あるいは新陳代謝が遅くなります。細胞内のDNAもその影響を受け、紫外線などで損傷を受けたDNAがあっても、回復が遅くなったり不完全になったりします。また真皮では、皮膚の弾力や張りを保つ健全なコラーゲンやエラスチンが減少するために皮膚はたるみ、弾力を失います。さらに皮膚の血流も滅って血色が悪くなり、青白くなったり土色になったりします。


ビタミンAのアンチエイジング効果

皮膚のターンオーバー・新陳代謝の低下、皮膚のたるみ、弾力の消失、血色不良? どこかで聞いたような言葉です。そうです。これは、皮膚の老化そのものです。皮膚のビタミンA不足は皮膚の老化あるいはまったく同じ状態を引き起こしているのです。

ということは、ビタミンAを皮膚に補給することは、老化防止になるわけです。
では最もよい方法は? それはビタミンAを皮膚の上に直接塗って浸透させることです。外用によるビタミンAの皮膚の表皮と真皮での老化防止効果をまとめると以下のようになります。

皮膚の荒れ、シミ、乾燥などに関係する表皮においては

  • (1) 表皮の細胞の成長と分裂が促進され、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)あるいは新陳代謝が早くなります。シミやくすみ、ニキビの改善にもつながります。
  • (2) 老化による皮膚は表皮が薄くなりますが、ビタミンAは表皮細胞の成長を早め、細胞の数を増加させるので、表皮をより厚く丈夫にします。
  • (3) 表皮角化細胞間にヒアルロン酸などの沈着を促し、水分の保持能を高め、皮膚のみずみずしさを回復します。
  • (4) 紫外線によって発生した活性酸素を中和して、表皮基底細胞の細胞膜やDNAの変性を防ぎます。また、活性酸素によって傷付けられていた細胞膜やDNAの修復も助けます。

皮膚の張りや弾力性、しわに関係する真皮では

  • (1) 真皮でコラーゲンをつくる線維芽細胞のDNAの傷の修復を助けます。その結果コラーゲンはより良質のものがより多量に生成され、皮膚の張りや弾力が回復します。
  • (2) 真皮中の血管新生を誘導して血流が増えるため皮膚の血色がよくなります。
  • (3) 皮脂腺からの皮脂の分泌量を減少させ、ニキビを改善します。

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