肌の色を決めるだけではない、メラニンの働き
私たちは、“黒人”、“白人”、“黄色人”というように、肌の色で人種を分けることがあります。もっとも、それぞれの人種はさらに細かく分類することができるため、専門家がこの3つだけで人類を分類することはほとんどありません。
メラニンが肌の色の決定に深く関わってくることは美白コラムVol.1「肌の色はどのようにして分かれたのか」でも述べましたが、メラニンには皮膚の色を左右するほかにも皮膚の温度制御、抗菌、毒性薬剤や化学物質の吸収、胎生期の神経発達、フリーラジカル、活性酸素の吸収など、実にさまざまな作用があります。
中でも最も重要なメラニンの作用は、皮膚の表皮細胞を紫外線から守ること。メラニンは、紫外線からケラチノサイト(表皮細胞)のDNAを守るために、帽子のような役割を担うのです(下図)。

このメラニンの帽子がないと、紫外線によって核の細胞の遺伝子は変異してしまい、皮膚癌を引き起こします。
また、紫外線と皮膚癌の関係を調べると、皮膚の色が濃いほど癌になりにくいことが分かります。これは、紫外線を防ぐというメラニンの作用がうまく機能しているためです。このことからも、メラニンが皮膚の健康を保つとても重要な役割を担っていることが分かります。
2006年6月1日 TOYOFUKU
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